挑戦者の戦い:米国におけるバイク

【大企業視点】
Q1:私たちにとってのユーザは誰か(高い利益を齎す人々は)?
A1:バイク大好き、長距離運転などを楽しむバイカ
Q2:彼らが高い価値を持つ物は何か?
A2:馬力や速さであり、カッコよさ


【挑戦者】
Q1:私たちにとってのユーザは誰か?
A:多くの金額は出せないが、便利な足が欲しい人々
Q2:彼らが高い価値を持つ物は何か?
A:自転の延長のように町で乗れる足


【その時】
市場調査を行った所当時アメリカ人はオートバイを主に長距離ドライブ用に使い、
そこで重要になるのは大きさ、馬力、スピードであったという。
バイクに高い金額を払う人々は、上記条件を満たすバイクを重視し望んでいた。
既存の大企業は、1台あたり多くの金額を払ってくれる、ユーザーの望みに答え続けた、


しかし、そこへ長距離運転に向かないし馬力もスピードもないが!!安くて
燃費がよいバイクがを持ち挑戦者が現れた。
最初挑戦者は、最初今までの高い価値を払ってくれる人々と『距離を置き』、全く新しい
市場を作りだし、そこで力をつけた。1台あたりの金額は低かったが多くを作り売った。
つまり彼らは多くを作る(つまり経験を積む)ことにより経験曲線の増加させた。それは積極
的にコストを下げる事に繋がり。コストを下げることで価格を下げる事ができ、さらに多
くを売る事ができる。このループである。


少ししか払ってくれない人々の相手をなぜする、大企業は利益の質(利益率)も望んでいるのに
質をさげる必要は無いではないか。
挑戦者ホンダはは、多くを作る事により学習曲線の増加させた。それは純粋なバイクを作る
技術力も高めた。そして彼らは大企業が大事に支配していた大型バイク市場にも高まった技術力
を武器にを市場を席巻していった。
既存企業は多くを作りコストを下げるホンダの仕組みに付いていけなかったのだ。


※補足
『多く』とは、大企業が相手にする多くの価値を払う人々の人数に対して、挑戦者が対象とした人々
の人数が多いという意味であり、それは多くの経験を積める事に繋がり挑戦者の学習経験率が高く
なる事を意味する。ゆえに大企業は最収的にこの学習曲線の差により市場から引きずり下ろされる。